江戸時代、木綿のふんどしは高級品なので
庶民の男子は、日常は、着用しなかったそうだ。
もともとフンドシの始まりは、鎌倉時代の戦の絶えない時代。
気合い入れて戦う時の戦闘服だった。
だから「衣(ころも)」ヘンに軍隊の「軍」と書いて「褌(ふんどし)」
戦のない、天下泰平の江戸時代、
庶民はフンドシを普段はかなかったそうだ。
江戸時代に入ってから綿花の栽培がはじまり、
木綿の織物は貴重品で高価だった。
庶民には手がでない。
でも、ここ一番、男っぷりのいいところを見せるために
ふんどしをはいた。
どんな時?
吉原の大門をくぐり、遊郭の女性の前で
裸になるとき。
ふんどしは、勝負パンツ。
しかし、高価。
だから、遊郭にいくときに、褌をレンタルしたそうだ。
今の価格で1回1500円。
男性も、普段はいていない人が多かった。
女性は腰巻きだった。
股間の風通しは、男女共に良かったのですね。
江戸のリサイクル文化は賞賛されています。
男女ともに、風通しがいい状態で
股間のセンサー&吸排機能がフルに稼働できたから
自然の循環と文明の共存ができたのでしょう。
それに比べて、現代の股間の風通し事情はどうでしょう。
下腹部の吸排口は密閉され、
周辺の皮膚、筋肉も体の振動にあわせて
揺れる自由が許されない状態です。
これを頭部に置き換えてイメージすると
どんな過酷なことか分かります。
目鼻口耳など頭部の孔を塞ぎ
周辺の筋肉をおさえつける。
体自身も、抑え付けられることに依存し
内から引き締める力も弱まります。
腰巻き時代の女性は、
ちつの筋肉の引き締める力で
月経血を尿意と同様コントロールできました。
現代の女性で、そんな筋力がある人は少数派です。
股間にあてる物の厚みと心身の機能は反比例します。
オムツトレーニングの赤ちゃん、
オムツで認知症が進む老人しかり。
月経のある女性は、吸収力高いナプキンに頼って、筋肉を締めることから遠のきます。
この習慣は、性生活にも影響します。
コンプレックスからセックスレス、少子化・・・
一個人の些細な習慣は社会とリンクして国家存続の危機へ広がります。
まず、窮屈にしていることにさえ気づかないでいる
下腹部の感性を取り戻しましょう。
ストッキングを頭にかぶっている映像を見たことはありますにね?
マブタや頬、耳、が布で不自然に圧縮しておさえつけられて苦しそう。
体に密着する素材のバンツをはいている人、
男子も女子も、あの苦しそうなことを
24時間しているのです。
江戸時代の男女がタイムスリップして、
現代の下着を着用させられたら、
拷問をうけているかのように不自由で気持ち悪いでしょう。
江戸時代の男女に限らず、
現代、共に生きている
鳥や猫や犬、亀、昆虫も、
エネルギーの吸排口でセンサーである箇所を
布で密着して塞ぐ人間を嗤っていることでしょう。
決して好きで始めた訳でない(日本女性のバンツは太平洋戦争のモンペ強制から)
密着パンツ生活の愚かさに、そろそろ気づきましょう。
日本には、古代から受け継がれた叡智の下着・腰巻き、ふんどしがあります。
その自由感を現代の生活様式に合わせ、かつセンスよく開発した下着が
咲楽姫(さくらひめ)です。
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