ふんどしの型の中でも、もっこ型ふんどしは、昔、或る時期の、女性に使われました。普段は腰巻き(こしまき)ですが、月経血を受け止めるため、下腹からお尻まで、股ぐらに布を渡しました。
布は、貴重でしたから、身分の高い人たちに使われたました。もっこ型ふんどしを気軽に使えない庶民は、たくましく自分の力で調整したのでしょう。
また、江戸時代は、賢く資源のリサイクルがされていましたが、月経血もしかり。
月経血が多く含まれた糞尿は、肥料として優れていました。作物の生育にとてもよく、高い値で取引されたのです。月経血は、貴重な収入源。厠(かわや=トイレ)の汲み取り式の瓶こそ、注ぐ場所。腰巻(こしまき)で鼠蹊部と器官の出入り口を解放し、意識と筋肉が直結した女性たちは、目的の場所に排出したのでした。
現代、布ナプキンを使う女性には、水をはったバケツに使用済みの布ナプキンを浸し、染み出た血液入りの水を花や畑に撒いて、鮮やかな色彩の花や美味しい野菜を育てる方がみえます。
ふんどしより、腰巻きの解放感をめざした、美しく、気持ち良く便利な和ショーツ、天女の絹ショーツ咲楽姫は、生理の時は、きつめに紐を結んで、股に当てたナプキンを固定させ、更にその上に、生理用ショーツか、一部丈スパッツでガードすると快適にすごせます。
追記
⇒月経血の洗たく法